タイヤ

HANG-BAY2006-07-24

わりと慣れてきた。タイヤそのものが柔らかいのかハンドルに手ごたえが無いのは相変わらずだが、だからといって車に落ち着きが無くなるわけではなく、ちゃんと真っ直ぐには走ってくれる。ヤワいヤワい言ってるが結局のところ、前に履いていたP7000はZRグレードで今のはVグレード。それだけの差なのかもしれない。ただハンドルが軽い分操舵が雑になってしまうところがあって、というかどこまで切ればどのくらい曲がるのかがつかみにくい。以前知り合いの引越しを手伝った時にトヨタのパッソという車を運転する機会があって、その時困ったのが、とにかくアクセルペダルが軽すぎて速度に合わせてホールドしにくい。どうしても狙った速度より速すぎるか遅いになってしまう。女が運転するとあのくらいでいいのかもしれないが、どうみたって長時間運転する車には思えなかったから、ペダルが重くて疲れる、にはならないと思うんだが、今時の車ってな皆あんな感じなのかもしれない。
土曜の夜に23号線を鈴鹿まで走ってみた。本当は東名阪を上社からぐるっとまわって川越から湾岸乗って一周してやろうかとか考えていたのだが、あいにく雨降ってきたので無難に行くことにした。結果から言って「タイヤ替えたから何?」といった感じ。これといってここが違う!というような感想は得ることができなかった。スピード上げるとフワフワ揺さぶられて怖いんじゃないか、とか、右へ左へフラフラし続けて真っ直ぐ走らないんじゃないか、とかは全て杞憂に終わった。ちゃんと走るよ。けど思ったよりロードノイズはうるさい。前のピレリは正直ありえんだろってくらいスピード上げるとうるさかった(助手席の人との会話も大変になるくらい)ので、こりゃ日本じゃ売れんわとか思ってたんだけど、今度のも結構うるさい。つまーり第3プレリュード丸の防音がなってないってこったな。まぁオレはそういうのは興味ないからいいけど。あともう一つ思ったのは、タイヤの性能どうのより現代の路面に敷設されたアスファルトの性能向上がすばらしいってこと。23号線はもともと産業道路なので路面は連日大型トラックに踏みしだかれている。だから10年ほど前はそりゃもう本当にデッコボコで車はともかくバイクで走るとフラフラガタガタとマジ怖かった。ところが今現在、どこを走ってもフラットで滑らかな路面が流れている。少し荒れているのは工事が難しい橋の上くらいか。もう目くじら立ててタイヤと車体のマッチングがどうのシミーがチャターがとか言ってる時代ではないのかもしれない。
橋で思い出したけど、名古屋を出るあたりで雨は既に上がっていた。路面はまだ濡れていたけど安心してアクセルを踏み、車は揖斐長良川を渡る橋に侵入、したら突如濃い霧に包まれた。いきなり失せるスピード感、ライトも霧にさえぎられて自分がどこ走ってるのか分からなくなる。一瞬の間の後、ちょっとパニックになってブレーキを踏む。踏んだはいいけど今度は追突されそうで超怖い、けどバックミラー見ても霧しか写ってないし、前もよく見えないしで本気でゾッとする。いや〜、天候ってやっぱ恐ろしいですね。