帰ってきたお前のネトゲ日記、誰も読んでない。 log001

ログイン不能騒ぎは次の日になって帰宅したらfixされていた。だがサーバメンテンスで20時まで待たされる。そんなこんなでようやくPSU起動。さっそくキャラメイクに取り掛かる。今度の1stは、久しぶりの男キャラを作るつもりだったのでその通りに。女キャラは追い追いメイキングに慣れてから量産していくことにしよう。名高いこのシリーズのモデルメイクは、聞くところによると前作より劣化したと噂されていたのだが、フタを開けてみれば特に変わったところは見られなかった。目や輪郭など調整できるパーツが増えてむしろ強化されてはいるのだが、相変わらず「ここだ!」という落とし所の見極めが難しいうえに、変形要素の増加は、例えば目と眉を決めたのに輪郭をいじったら変になった。もう一度目、眉をいじってもなんだか気に入らないので元に戻す、つもりがどうにも元の形を再現できない。正直ここはレタッチソフト的なアンドゥ機能が欲しいところ。
そういうわけでやせて長身でアフロのヒューマン男を作りあげる。だが実際にオンラインに行ってわかったが、他のプレイヤーキャラと並んでみるとそれ程背が高くも感じなかった。はっきり言って普通。前作で似たようなキャラを作った時、あまりデカいと他人と並んだ時になにかこう、遠近感が狂う、ていうかコラ画像ですか?または遊園地にいる着ぐるみや球団マスコット、夏は中の人も大変だな的なアレに見えて動かしてる本人も少々キモかったので、ついつい控えめに行った結果がこうなってしまった。まあ、1stはいろいろアラが見えてくるものだし仕方ない。
ユーザー承認を抜けてもなかなかゲームサーバとアクセスできず、いくらか手間取った後にいよいよオンラインに上がってみる。階層化されたロビーは格段に広々としていた。だがこのだだっ広いロビーにプレイヤーだけがいたのでは、人がいなさすぎて寂れた感じに見えるのを防ぐためなのだろう、フロアには無色の雑踏キャラとも言うべき名も顔も持たぬ人々が、ただひたすらに歩き続けている。しかもこの人たちは遠くにいると表示されているが近づくと半透明化され消えてしまう。まるで幽霊か蜃気楼のようでもある。
程なくして友人と合流。あ、この野郎名前はカタカナ表記か。せっかくだし漢字使えばよかったかなと少し後悔。「なにしましょう」と聞かれてもこのゲームやるこた一つしかない。さっそくミッションへ突入。相方は初日からログインできていたので既にいくらかレベルが上がっている。わりと気軽にロックンロール(ガション)、てか、最初からソード持たされていて何気に装備は豪華。プレイヤーが初めてやるクエストのわりにステージは破壊されたコロニーステーション内という設定で、雰囲気は暗い。独特の操作系に戸惑いながらも、たいしたダメージをもらうこともなく4エリアを走破して終了。感想は「短い・・」。だが他に選べるクエストも無く、序盤はこれを何度も繰り返していくしかなさそうだ。少し興ざめした事を白状しておく。
3回ほど繰り返し、レベルが4に上がったところでこの日は終了。まだ右も左もわからない。