つまらんッ、お前の話はつまらん!

面白い話を書くというのは難しい。最初の頃に、「本当は自分のサイトを持ちたかった」とか書いていたが、今ではやっぱり止めておいて正解だったぜと、心から思う。一応は公開日記のつもりで続けてはいるものの、まぁ、駄文駄文、また駄文で、オレって文才無かったんだなぁとひとしきり。内容が薄いというだけでなく、どことなく句読点の使いがおかしいような気がするし、語尾が「〜だ」「だった」の連続で、なんでこうもシャチホコばったお堅い(ような。あくまで「ような」)文になってしまうのだろうか。
ところで。どうも上手く書けないな、というのは始めて直ぐに気が付いていた。掲示板での掛け合いなら少々は自信があったのに、やっぱりゼロから自分でネタを振ってそれを膨らまし、一つの文章にしたためるってのは思っていたより感覚が違うようだ。そりゃそうか、板にレス付けるなんて気楽なもんだなぁ、テキストサイト運営なんて凄い事だぜ、と、思っていた。のだが・・、続けていくうちに何か妙な感覚にとらわれた。「オレはいったい誰に向かって語ってんだろ?」
掲示板なら、レス元なり板の話題なりに向かって話すことになる。明らかに他人に向かって書いているわけで、それは結局普通の会話の延長というか、その手段が掲示板になっているだけだと思う。だが今書いているような文章だと、一体誰が読むのか解らない。解らないから自分の中に仮想の他人像を造って、そいつに向かって話す。…ような感じなんだと思う。どっちも他人に向かってだが、掲示板が特定の他人相手なのに対して、こっちは他人「像」、オレが造ったモノに向かって語っている。自分じゃない自分なんだけど、結局は自分に話しかけてる気がして、なんとも異質な物を感じた。実は掲示板とかの方が、お気楽ではあるけどよっぽど普通で、公開日記なんて、本当はかなり特殊なんじゃないか?