WC2006準々決勝を予想してみた

長々と放置してしまった。結果はどうだったろうか?

○ドイツ 1-1(PK4-2) アルゼンチン×

ドイツ勝利は当てたがスコアは外れ。ミドルを打ち合うような派手な展開にはならず、がっぷり四つに組み合った力の拮抗した試合になった。「先にミスを犯した方の負けだ」的ちょっと重苦しい雰囲気の内容で、事実互いにミスらしいミスが無かったが故にPK戦にまでもつれ込んだのだろう。ドイツ選手より明らかに背の低いアルゼンチン選手がきっちりと守り、また見事なパスカットを見せていたのが印象的。サイドに攻め込まれても足や体をきっちり入れてセンタリングを阻止するのは、何か次の動作を完全に読んでいたようでオレには不思議に見えた。

○イタリア 3-0 ウクライナ×

イタリア勝利は読んだがスコアはまたしても外れ。開始早々にイタリアに点が入った後、何故か安心して寝てしまったので試合後半の内容はしらないのだが、別にイタリア圧勝というわけでもなかったようだ。3点も入ったのはウクライナのキツい攻めをしのいだ後のカウンターの結果っぽい。しかし結局ウクライナの試合は1つとしてまともに見ることが無かった。

×イングランド 0-0(PK1-3) ポルトガル

予想が外れてポルトガル勝利。ただ、なにしろイングランドは早々とベッカムが足の調子で交代してしまったのと、ルーニーのレッド退場で勝負ありといった感じだった。10人になってからも決定的なシーンが幾度かあったのだが、これらもまた絵に描いたようにシュートが枠に飛ばない。イングランドファンには申し訳ないが、勝てない時ってなこんなもんかなと思ってしまった。

×ブラジル 0-1 フランス○

勝敗もスコアも、オレの予想はジダン一人にひっくり返された感じ。このフランス戦では初めてブラジルが「普通のサッカーチーム」に見えた。思えば2002年以来オレ的にブラジルは手の届かない地上最強のサッカーチームで、ブラジルが負ける、というのをどうしてもイメージ出来なかったし、このWCでも予選、決勝と次元の違う戦いっぷりを見せ付けられていた。だがついにその日が来た。たった一人の、しかし2006年7月の時点で世界一華麗なハゲによってカナリア軍団は敗れ去った。敗因はいろいろとあるらしい。だがオレには正直よく判らない。にわかファンのオレには何かフランスに勢いのようなものがあって、各プレイヤーがやる気にあふれている事しか感じ取れなかった。そしてそれが正解なのかもなとも思う。いくら調子が戻っているとはいえ、現在のジダンは全盛期に比べれば燃えカスみたいなもんだろう。だがその燃えカスのプレイと、彼を中心に添えたフランス代表にオレみたいなのはすっかり舞い上がり、にわかフランスファンにされてしまう。深く知らない奴ほど魅了されてしまう、それこそが今年のフランスの強さなのだと思う。にわかなオレだからわかる。